TVに騙されないで

2012年2月17日金曜日

街のスーパーからヨーグルトが無くなったと思ったら今度はトマトだそうですね。

それだけ健康という言葉に敏感になっているということでしょうか。

ペーパー栄養士のMigeからいくつかお話を。
栄養士資格のある人だけが登録できるメーリングリストからの情報ですので
そんなに大きく間違ってないと思います。
でも、きっとギョっとするかたも多いかもしれないお話です。


お肌にうれしいコラーゲンたっぷり鍋とか
飲みやすいコラーゲンだとか食べたりしてませんか?

コラーゲンというのは何も特別なものではありません。
人体のたんぱく質の30%を占めるもので
これを取らなかったら死んじゃうってものじゃないです。

食事として取らないと死んじゃう的なものは必須アミノ酸と言われる物で
これは人体が体内で作ることが出来ないので食事から取る必要があります。

じゃあコラーゲンは?

コラーゲンはアミノ酸から体内で合成されるものなので
わざわざ食事で取る必要はまったくありません。

コラーゲンというのはそもそも何なのか?

ゼリーって食べますよね
あれってゼラチンで作られてるって事はみなさんよくご存知ですね。
ゼラチンって何で作るか知ってます?

コラーゲンなんです。www

そんなにコラーゲンを取りたいならハウスゼリーの素でも大量買いしてくださいな。

コラーゲンが体内に入るとアミノ酸に分解されて小腸より吸収されます。
つまりどんなたんぱく質を取ろうが
吸収される段階ではアミノ酸に分解されちゃうのでわざわざコラーゲンにコダワル必要はまったく無いんです。

お肌の真皮というところにコラーゲンがあるかどうかで張りが違うというのはたぶん本当なんでしょう。
でもお肌のところにコラーゲンを作るかどうかは体のホルモンしだいなんです。
ホルモンが元気に活躍してくれれば勝手にお肌プルプルになります。

なんのホルモンでしょうか・・・

それは、成長ホルモン

成長ホルモンって聞くとまるで成長期の若者だけで働くものと考えがちですが
じつはお肌を含め骨の再生など新陳代謝をつかさどるもので何も若人達の特権じゃありません。

成長ホルモンも実はたんぱく質なので
食事でどうこうできるものじゃありません。
視床下部という頭の中の部分で働け~って命令が出て初めて頑張って働いてくれます。

んじゃ、成長ホルモンがしっかり働いてコラーゲンぷるぷるのお肌になるにはどうするか。
睡眠時間をしっかりとることしかありません。
また、最近の研究で日光にあたることで体内に形成されるビタミンDも関係があるような話も出ています。

日中、日があるうちにわんこのお散歩して夜はしっかり寝る。
これに尽きるんですね。

あ、コラーゲンたっぷりっていう化粧品も正直意味がないですよ。
保湿効果があるのでプルプルしてる気にはなりますが
保湿効果があれば別にコラーゲンである必要は無いわけですからw


あと、ひざが痛い間接が痛い
そんなあなたにコンドロイチンとか言うのも嘘ですよ~
これまた吸収段階でアミノ酸になっちゃうので都合よく間接に行ったりしません。

 間接の痛いみは軟骨の減少から起きるようですが
軟骨を復活させるのはどうするか。

痛いところを適度に動かすことで再生します。

昔は痛みが引くまで安静というのが常識だったのですが
最近は安静ほどよくないものはないとまで言われています。


 さあてここまで読んでいただいた方は恐らくぎょっとしている方が多いんじゃないでしょうか。


さて冒頭のトマトですが肥満に効果ありってことですけど
この記事よく読んだらわかることなんですが
トマトに含まれる成分が中性脂肪増加を抑制する働きがあったというものです。

つまり、その成分を一番含んでいるのがトマトかどうか・・・・これはわかってないんです。
そもそもこの研究はデルモンテと大学が共同研究したもので
企業に有利な情報しか出てきていない可能性があってなんとも胡散臭い。


効果を期待するなら1日7~8個のトマトを食べる必要があるとありました。
食べるのは到底無理なのでデルモンテのトマトジュース1日一本がちょうどいいとか。

ほらほら、ますます胡散臭くなってきたでしょ?


健康食品だとか特保とかは正直なところ営利目的としか思えないのが
ペーパー栄養士のミゲの意見です。

ではではあ。

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